鬱になった人なら少なくとも興味は持ったことがあるであろう本
おはようございます。
昨日は久しぶりに「眠気」というものを感じ、
いつもよりは深く眠れた気がします。
鬱病を患っている人や
患ったことのある人、
家族がうつ病の人、
など、鬱病になんらかの形で接点があった人はきっと、
まだ読んだことはなくとも、
気になはったことがあると思う本があります。
「うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち」です。
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私も例外ではなく、一気に読破しました。
鬱病になると活字が頭に入らなくなることが多いのですが、
うつヌケは漫画で描かれているので、
分かりやすく、頭にも入りやすかったですね。
実際の元うつ病を患っていた人(反復してしまう人も含むため、
完治しているわけではない)の実例を元に描かれている漫画です。
残念ながら(?)子育てが最大の要因になっている人は出てこないので、
その点は、私にとっては残念でしたが、
参考になることはたくさん描いてありました。
特に心に残ったことは、
「西洋医学の力を信じる」
です。
昨今、
「精神科の治療薬は毒である(農薬と同じ成分であると言っている方もいました)」
「精神科の薬で薬漬けになった」
「鬱の原因は白砂糖だ。白砂糖を使うな」
などの情報が溢れています。
もちろん、そういった民間療法や生活習慣の見直しは、
大変重要なことだと思います。
でも私は、あくまで投薬治療や医師からの治療法(認知行動療法やカウンセリングなど投薬治療以外」
を信じ、実行し、継続した上で、
少し楽になってから医師の治療と並行してそのような民間療法を試してみても、
良いと思います。
1つの治療方法がダメだったからと言って、西洋医学そのものを否定しなくても
良いのでは、と思うのです。
逆に、民間療法そのものを否定するわけではありません。
どちらも並行して、鬱の治療に役立てれば良いのではないのかなと思うのです。
また、鬱の患者さんは、真面目な方が多いように思います。
その方たちに、
「○○は食べるな」
「○○は身体に悪い」
「○○は良いけど××はダメ」
など言っていたら、それこそ心がパンクしてしまうと思うんですね。
(私のまわりのオーガニックとか無農薬とか白砂糖NGの人たちは、
ストイックな方が多いので)
心が疲弊してしまうより、心療内科にきちんとお世話になりながら、
できる範囲で民間療法を取り入れる、という方が、
心も楽なのでは、と思います。
私の場合は、ですけどね。
もし、お薬が増えることに抵抗がある場合は、
そのことを医師に伝えると良いです。
私はそうしています。
もちろん医師の判断になりますが、極力お薬を増やさずに、
例えば診察の間隔を、隔週から毎週にして様子を細かくみるとか、
漢方の力を借りるとか、
先日ブログにも書いた訪問看護を利用するとか、
方法はいろいろあると思うんです。
「うつヌケ」の本の話からは脱線しましたが、私が一番心の残った、
「そうだ!」と思ったのは、
この部分でした。
鬱病を患っている人はもちろん、
鬱病の患者さんのご家族にも、
オススメしたい本です。
私のだんなも読んでいます♪
では、今日はこのへんで。
皆さま、ステキな1日を。